2013年8月7日水曜日

終の岬でもあり始まりの岬でもあり

リスボンに到着し、ヨーロッパに入ってからずっと良くない風邪の調子もあるので
少し休養したいところだったが、
このリスボンからさらに西に40km行ったところにロカ岬という場所がある。
言わずと知れたユーラシア大陸の最西端地点。
リスボンには数日滞在する予定だったので、風邪が良くなってからでも良かったのだけれど、
一日休養を入れてしまうと、ロカ岬に行くのが面倒になりそうだったので
今の勢いで一気に行ってきてしまうことにした。

そんなわけで宿出発し、無印前で記念撮影。
無印好きすぎ 笑
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朝のリスボンは昨晩と違って随分忙しそうだ。
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そしてやっぱり坂が多い。
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コーストサイド沿いの道路に出てロカ岬を目指す。
丘の多い市内を避けるようい幹線道路も海沿いに作られているので、交通量はかなり多い。
途中、世界遺産にも登録されているというベレンの塔という要塞などもあったが、スルー。
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最西端まであと10数kmというところで、傾斜のある崖寄りの道へ。
このあたりになるとさすがに西風がびゅうびゅうと吹いている。
景色も何やらそれっぽくなってきた。
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分岐を曲がって、これまで上ってきた分を一気に精算するような下り坂の先には
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ユーラシア最西端ロカ岬の記念碑が有りました。
石碑には「ここに地終わり、海始まる」と書かれている。

ヨーロッパの人にとっては地が終わる場所かもしれないけれど、
僕にとっては始まりの場所。
ここから遥か東のニッポンを目指すわけです。

まぁ今月、飛行機で一回帰るわけだけど 笑。

ロカ岬自体には、ウシュアイアのような特別な思い入れがあるわけではなかった。
日本から、ここ目掛けてひた走ってきたわけでもないし。
なんとなく通過点だったから寄りましたぐらいかな。
だからこの白亜の十字架の重みが、人によって随分変わってくるであろうことは
物事の価値は決して一元的には決められないものなんだと思えて、少し可笑しかった。
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とはいいつつも、記念撮影。やっぱね、一応ね 笑
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さーて、ここからニッポンめざして走り出しますかね~。
とまずはリスボンに戻るべく走り出した。
同じ道はなるだけ通りたくないので、帰路は北回りのシントラ経由で帰ることに。
ところがシントラ方面は今まで以上にアップダウンが多い。
まぁちゃんと心が整っていれば問題ないのかもしれないけれど、
今の走行は今朝いた街に戻る行為なので、イマイチ気分が乗らず、疲労ばかりがのしかかる。

ギ、ギブアーップ!!
はい、ロカ岬を出発して1時間未満ですが、白旗です。
シントラの街で列車に乗ってリスボンに戻ることにしました。
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まぁ、轍を途切らせたわけじゃないので、いいよねとなぜか自分で自分に弁明をしつつ列車駅へ。
ヨーロッパの列車は自転車持ち込み可のものが多い。
シントラからリスボンも問題なくそのまま持ち込みが出来た。
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揺られること30分。
うたた寝が本眠りに入る頃に、リスボンに戻ってきた。
行きは3時間かかったのに、こうも早いと少しヘコむな。
まぁ何はともあれ、最西端到達。

昨日一泊15ユーロの宿を見つけていたので、今日からそっちへ移動。
これがまたとんでもない激坂の上なんです。
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