さぁ、前半戦の区切りも決まって、気持よく走りだそう!とセビージャを出発。
するも相変わらず標識のせいで高速に誘導され、
脱出しようにも街の脇をを流れる大きな河に阻まれる。
イライライライラ…、
街に入るときは「CENTRO」の標識を目指せばいいけど、
出るための標識は見当たらないなんて、いったいどうしてこんな道の作りなんじゃー!!
と朝からご機嫌麗しくない。
なんとか人の家の土地を横切るかたちで下道へ出れた。
と下道に出ると、何だかたくさんの自転車が僕を追い抜いていった。
どうやってあの市内を抜けてきたんだろうと不思議に思っていると、
沿道には交通整理のボランティアのような人がたくさん。
どうやらこの土曜日は自転車のイベントレースが開かれているようだった。
彼らのコースは僕の行く先と丸かぶりで、街道沿いの観客からは半ばふざけた応援が僕にも飛んだ。
まぁこれは案外悪い気分でもなく、僕も僕なりのペースで走っていると、間もなく給水所が見えた。
次々に選手たちにボトルが受け渡されている。
この、流れなら僕ももらえる!
と思って「アグア~(水)」と手を差し出したら、ボトルは僕の視界から消え去った。
はい、やっぱもらえないのね。。。
結局その先の商店で自腹で買いましたわ。
しかし、本格的な自転車レースを初めて見たわけだけれど、
みんな給水したらバカスカボトルを道端に捨てていく。
その後に、清掃が入るのだろうけど、みんな捨てるタイミングもバラバラだから
広範囲に渡ってボトルが落ちてるし、そこそこ良い作りのボトルなのに捨てられた衝撃で
割れているのもあってもったいないなぁーという気持ちで走った。
50kmほど行った先の峠を下りきった所で自転車集団はぷつりと途切れた。
あのあたりで折り返しらしい。
往復100kmのレースってところかな。
さて、レースによって思わぬペースアップを強いられた僕は、
このテンションが下がりきらず、おまけに緩い下りの気持ち良い草原が続くものだから
ペダルを回す足が止まらなかった。
あ、ちなみにフロントにささってるボトル、最後の給水所でついにもらえました。
汗だくで上ってきた僕に同情してくれたんだろう。
スペインに入って、初めて迷いなき一本道が続いている。
行ったれー!!とどこまでも走っていけそうな気持ちで草原の風になった。
と、そうはいってもだんだんと沈む夕日に、現実に引き戻されるのが世の常。
今日の寝床を探す時間になってきた。
いい時間にサリアというそこそこ大きな街に着いた。
いつもだと、ここで宿に…って感じだけれど、今日はどうしても野宿がしたかった。
僕の場合、積極的に野宿をする方じゃなく、出来ればベッドで寝たいし、
人の気配で熟睡しきれない野宿はどうしたって疲れが溜まってしまう。
だけれど、今日ばかりはどうしても野宿がよかった。
というのも草原地帯が終わり、周囲は背の高いオリーブ畑になってきたから。
心地良い風の吹くオリーブ畑でキャンプしたら…と想像したら
急にワクワクが止まらなかった。
街がゴーストタウン化する日曜を明日に控え、買いだめで混雑するスーパーに滑りこみ
今晩の食材を購入。
そこから30分ほど走ったところに、程よく幹線から外れたあぜ道を発見し、オリーブ畑へ。
雨の心配もなさそうだからフライをかけずにテントを立ち上げ、すぐさまブシュッと。
おつまみはこいつで。
夕暮れオリーブ畑の一人バル開店。
僅か2ユーロしかかかってないのに気持ちだけは随分と贅沢だ。
こんな贅沢あっていいものかっ!!
汗ばんだ体を優しく撫でるそよ風を感じながら、
ほろ酔い加減で丘の向こうに沈む夕日を眺めたのだった。
するも相変わらず標識のせいで高速に誘導され、
脱出しようにも街の脇をを流れる大きな河に阻まれる。
イライライライラ…、
街に入るときは「CENTRO」の標識を目指せばいいけど、
出るための標識は見当たらないなんて、いったいどうしてこんな道の作りなんじゃー!!
と朝からご機嫌麗しくない。
なんとか人の家の土地を横切るかたちで下道へ出れた。
と下道に出ると、何だかたくさんの自転車が僕を追い抜いていった。
どうやってあの市内を抜けてきたんだろうと不思議に思っていると、
沿道には交通整理のボランティアのような人がたくさん。
どうやらこの土曜日は自転車のイベントレースが開かれているようだった。
彼らのコースは僕の行く先と丸かぶりで、街道沿いの観客からは半ばふざけた応援が僕にも飛んだ。
まぁこれは案外悪い気分でもなく、僕も僕なりのペースで走っていると、間もなく給水所が見えた。
次々に選手たちにボトルが受け渡されている。
この、流れなら僕ももらえる!
と思って「アグア~(水)」と手を差し出したら、ボトルは僕の視界から消え去った。
はい、やっぱもらえないのね。。。
結局その先の商店で自腹で買いましたわ。
しかし、本格的な自転車レースを初めて見たわけだけれど、
みんな給水したらバカスカボトルを道端に捨てていく。
その後に、清掃が入るのだろうけど、みんな捨てるタイミングもバラバラだから
広範囲に渡ってボトルが落ちてるし、そこそこ良い作りのボトルなのに捨てられた衝撃で
割れているのもあってもったいないなぁーという気持ちで走った。
50kmほど行った先の峠を下りきった所で自転車集団はぷつりと途切れた。
あのあたりで折り返しらしい。
往復100kmのレースってところかな。
さて、レースによって思わぬペースアップを強いられた僕は、
このテンションが下がりきらず、おまけに緩い下りの気持ち良い草原が続くものだから
ペダルを回す足が止まらなかった。
あ、ちなみにフロントにささってるボトル、最後の給水所でついにもらえました。
汗だくで上ってきた僕に同情してくれたんだろう。
スペインに入って、初めて迷いなき一本道が続いている。
行ったれー!!とどこまでも走っていけそうな気持ちで草原の風になった。
と、そうはいってもだんだんと沈む夕日に、現実に引き戻されるのが世の常。
今日の寝床を探す時間になってきた。
いい時間にサリアというそこそこ大きな街に着いた。
いつもだと、ここで宿に…って感じだけれど、今日はどうしても野宿がしたかった。
僕の場合、積極的に野宿をする方じゃなく、出来ればベッドで寝たいし、
人の気配で熟睡しきれない野宿はどうしたって疲れが溜まってしまう。
だけれど、今日ばかりはどうしても野宿がよかった。
というのも草原地帯が終わり、周囲は背の高いオリーブ畑になってきたから。
心地良い風の吹くオリーブ畑でキャンプしたら…と想像したら
急にワクワクが止まらなかった。
街がゴーストタウン化する日曜を明日に控え、買いだめで混雑するスーパーに滑りこみ
今晩の食材を購入。
そこから30分ほど走ったところに、程よく幹線から外れたあぜ道を発見し、オリーブ畑へ。
雨の心配もなさそうだからフライをかけずにテントを立ち上げ、すぐさまブシュッと。
おつまみはこいつで。
夕暮れオリーブ畑の一人バル開店。
僅か2ユーロしかかかってないのに気持ちだけは随分と贅沢だ。
こんな贅沢あっていいものかっ!!
汗ばんだ体を優しく撫でるそよ風を感じながら、
ほろ酔い加減で丘の向こうに沈む夕日を眺めたのだった。
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