2013年3月17日日曜日

晴れのアウストラル街道はやはり気持ちがいい

昨夜はまさにバケツをひっくり返したような、叩きつける雨が夜半まで降り続いた。
屋根付きのキャンプ場だったらたちまち浸水していたところだろう。
今朝は、まだ昨夜の雨の余韻が残りつつも何となく晴れそうな雰囲気。
走りだした途端に、朝もやの向こうにとびきり存在感のある峻峰が飛び込み、いい目覚ましになった。
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カーブを曲がった先で山の切れ端がストンと真っ逆さまに切れ落ちていた。
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どうやったらこんな地形が生まれるのだろうとしばし想像をしながら通り過ぎる。
よく見ると、昨日の雨がチロチロと滑らかな滴りを光らせ、岩肌を流れていた。
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左右にこの辺りでよく見かける紫色の花(なんて言うのだろう?)が咲く気持ちのよい道。
マニワレスという小さな村に着く頃には、空もすっかり晴れ渡っていた。
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晴れ渡った空を見て改めて気づくのは、すぐ隣を並走する山々のシルエットの美しさ。
こんなにもダイナミックな景色の中を走っていたのかと気付かされる。
そして、青と緑の色調はこれまで旅したどんな地域よりも濃い。
何より素晴らしいのは、この豊かな世界が生活路にあるいうこと。
観光地化されたごく少数の人しか訪れることが出来ない場所ではなく、ここで暮らす人々がいる土地だ。
誰しもがこの景色を堪能する権利を有しているし、気にいればここに住んだっていいのだ。
ため息の出る景色の足元にチョンと佇み草を喰む牛達がそんなことを気づかせてくれる。
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約20kmほどの遠回りになるが、道の状態のいい新道を走り80km。
最後、予想外の峠越えに面食らったが、何とか突破。
峠の向こう、巨大な屏風岩の足元にアウストラル街道最大の街コジャイケが広がっていた。
最も、この頃には再び天気は下り坂。
小雨に振られつつ街へ続く坂道を下っていった。
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