2013年1月16日水曜日

木漏れ日の休養日

メンドーサは降水量の少ない乾燥した気候の土地にあって、市内には木漏れ日の美しい街路樹が茂り、
その様相はまさにオアシスを連想させる。
郊外にはカファジャテ同様、ぶどう畑が広がり、アンデスの雪解け水で作られる上質なワインは
ワイン生産量5位のアルゼンチンにあって約70%の生産量を占めるそう。
西に聳えるアンデス山脈は南米最高峰のアコンカグアを従え、登山ツアーはもちろん
冬季には周辺各所でスキーも盛んに行われる。

そんな見所たくさんのメンドーサだが、アコンカグアは金額的に現実ではないし、これから近くも通る予定なのでパス、
ワイナリーもカファジャテで行ったし、何より郊外に足を運ぶのが面倒。
野宿続きで疲れきった体を休ませるのが最優先ということで観光らしい観光は特にしなかった。

それでも、街路樹の続く市内を少し散歩すると、この街の魅力を知るには十分事足りるような
見事な木漏れ日が街に差し込み、見事だ。
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アルゼンチンではサルタ以来の大都市。
歩いているとメルカドを発見したので入ってみた。
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って門構えからして、僕のイメージするメルカドじゃないんですが。
Wi-Fiまであるみたいだし。
これがアルゼンチンクオリティってわけですか…

ここまで、入店に勇気がいるメルカドは初めてだ。
襟を正して入場することに。
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ってこれはもうメルカドじゃないな。
言うならばマーケットだ。
メルカドは、マーケットのスペイン語で感覚的な問題なのだが、
こんな綺麗な市場にメルカドって単語は似つかわしくない気がする。
食事コーナーもフードコートってかんじだし。

調味料だってこんな品ぞろえ。
僕がこれはメルカドじゃない!っていう感覚がなんとなくお分かりいただけただろうか?
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最後になるであろうアンデス越えの前にと自転車屋で自転車をワイヤー交換に出した後、
メンドーサで楽しみにしていたレストランへと向かった。
物価の高いアルゼンチン、特に外食費が高いのでこれまでレストランには入ったことがなかった。
ひたすら自炊をしていたのだが、このままアルゼンチンのレストランの味を知らないのももったいないので
ここメンドーサでも有名な食べ放題レストランに行く事にしたのだ。

お目当ての店は外観も立派な作りだったが、今日の僕はひるまない。
なにせ、この日のために昨日の晩から食事は抜いてある。

扉をくぐった先は200人は優に入るであろう席数に大量に並ぶ料理。
はやる気持ちを落ち着かせ、冷静に料理を取り分け、席についた瞬間、がっついた。
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ウマい。
1000円そこそこで食べれるお店とは思えないほど、それぞれの料理がしっかり出来ている。
さすがに、片隅にあった寿司は残念な味だったが、それ以外は十分ウマい。
で、郷に入っては郷に従えってことでやっぱり牛肉。
肉料理やパスタなどメインになる料理は直前に簡単に調理をしてサーブしてくれる。
牛肉はさんざん自分で焼いて食べてきたが、きちんと炭火で調理されるとやっぱりひと味ちがう。
それに、塩コショウのシンプルアサードになりがちな自炊と違って、色んなサルサをかけれるのも嬉しかった。
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ちなみにこのレストランで食事をしていたら、セルベッサアンデスという地元のビールのCMに出ないかと声をかけられた。
適当にいいよと行ったら、翌日ホントに撮影になった。
ただ、僕のスペイン語の発音があまりにもたどたどしく監督のお眼鏡にかなわなかったようで
僕のところは敢え無くカットとなった模様。
なので、ここではあまり触れないで、報告のみ。
でも、けっこうなお小遣いをもらえたのでそれはそれでよしとしよう。
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