2012年12月23日日曜日

アタカマ休養6日間

さて、結局6日間も滞在したアタカマを写真でサクッと振り返ろうと思う。
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とまぁ、こんな感じ。
道は未舗装だし、土壁の家なんだけれどどこか洗練された雰囲気と田舎っぽさが佇んでいて不思議な街。

ある日、バレンティナに『馬に乗れるよ!』と誘われてついて行ったら、
彼氏のアウグストの手伝っている牧場で、僕も仕事に駆り出された 笑
新しい土地に馬の柵を作る仕事でスコップで地面を開墾する作業だった。
久々の労働はきつくも楽しくもあり。
最後には約束通り馬にも乗れて、馬上から見える視界は自転車で見える景色ともまた違った。
馬を牧場に戻す途中、砂漠を少し横切ったが、馬に乗って砂漠を歩くという図がなんともシュールで不思議な感覚だった。

ちなみに、この牧場で働くアメリカ人のカイラが話していた笑えない僕との話。
『アメリカ人はチリ入るのにVISAっているの?』
「もちろんよ、それに3ヶ月までしかいれないから、その度、アルゼンチンに出入りしてるの。」
『へぇ、そうなんだ。じゃあ中南米でVISAのいらない国ってどこなの?』
「メキシコ、ホンジュラス、コロンビアかな、メキシコなんて免許証で入れたりするのよ」
『まじ?それはすごいねー。でもなんでホンジュラスなんだろう?』
「分からないけど、まぁ麻薬ルートだからねー」
『あぁ、なるほど!……。。』
とまぁこんな会話。
意味が分からない人のために説明すると、北南米大陸における麻薬の最大消費地がアメリカで供給地がコロンビア。
だからそこの間にある国は、VISAが必要ないんだよって話で、コロンビア以南のチリはVISAが必要になるってことです。
彼女は冗談で言ったけど、少し信憑性もありそうな笑えない話でした。

そして再びバスに乗ってカラマへ。
今回はカラマ北にあるチュキカマタ銅山へ。
チュキの略称で呼ばれるこの銅山は露天掘り銅山として世界最大の採掘量を誇る。
銅などの鉱物資源はチリのメイン産業の一つなので、ここはチリ経済にとって大事な場所。
と同時に鉱山から出る粉塵や、ボリビア人労働者の問題、
また鉱山の電力を遥か南のパタゴニア地方に水力発電所を作って賄おうとしていたり
数多くの問題を抱える場所でもある。

まぁでもお金は持っているみたいで(もしくはこの銅山の正当性を刷り込むため?)
カラマの街から無料ツアーが出ている。
ツアーバスの発着所もこのとおり豪華。
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ツアーは拡大する銅山の影響で閉鎖されたチュキカマタの街を通って銅山へ。
まだ生活臭の漂う町並みに誰もいないのは不気味だった。
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溶鉱炉や精錬所を通っていよいよ露天掘り銅山の縁へ。
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でかい。
カメラに収まり切らない広さ。
世界最大というのは伊達じゃあないな。
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作業者が米粒のように小さい。
小さいといっても実物はタイヤだけで2mはあろうかという巨大なトラック。
コマツ製だそうです。いやぁ日本さん、地球の裏側でも頑張っています。
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アタカマ最後の夜は、バレンティナ、アウグストを僕の泊まっているホステルに招いてカレーをご馳走した。
ふたりともカレーは初めてと言っていたが、美味しいとおかわりまでしてくれて安心。

チュキぐらいしか観光らしい観光はしていないけど、ゆっくりと体を休めれた6日間だった。
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