2012年11月22日木曜日

夢の終わりと現実回帰

憧れの地の走行も本日を持って最後。
今朝はゆっくりと明けゆく空を眺めてから走りだした。
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前方に微かに見えていた塩のホテルを通過すると、白の大地は徐々に黒ずみ、製塩所のあたりまでくると
もうはっきりと塩湖の終わりが見えてきた。
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石がむき出しのゴツゴツした路面に変わり間もなく砂地に戻った。
ガタガタとハンドルに伝わる振動から夢の時間の終わりを告げられる。
製塩所の先はコルチャリという小さな集落。
ウユニ塩湖走行が終わった。
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しかし悲しいかな。
ボリビアの悪路はウユニ塩湖の余韻に浸る暇など与えてくれなかった。
ここからウユニの街までは約20km。
一応、ダートながらラパスからウユニに向かうメイン幹線であるため
これまで以上のコルゲーションが待ち構えていた。
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これは走行に支障をきたすレベルでまともに走れそうにない。
それは車も同じようで、道の両サイドにはコルゲを避けた車が作った轍が縦横無尽に通っていた。
こっちなら多少はまともそうだったので行ってみると、こっちはこっちで砂が多い。
どっちをとっても地獄という具合だった。
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ウユニと言えば世界的にどうかは分からないが、日本人からすれば一大観光地。
とりわけ雨季のウユニの鏡張りの人気は絶大で、
南米を旅するバックパッカーは雨季のウユニに合わせて南米入りする人もいるほどだ。
ボリビア随一の観光地なのに、この道路の放ったらかしっぷりはいかに。
と思っていたら、街の入口には小さな空港があった。
金のある外人さんは、飛行機使いなさいってことですか。。。

さて、到着したウユニの街。
こちらも相当な田舎町。
塩湖周縁部の集落に比べればだいぶ賑やかだが、街もおおよそ観光客が大挙してやってくるとは思えない寂しさ。
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もともと目星を付けていたホテルにチェックインし、3日振りのシャワー!
といきたいところだが、その前に自転車の清掃だ。
塩湖走行で壮絶に塩まみれになった自転車。
塩の破壊力は、カリブ海のヨット旅で経験済み。
今回は潮風どころか、塩そのものを大量にかぶっているので早い所清掃しなければ。

近くの商店で、タオルと歯ブラシ、洗剤を買ってきて清掃開始。
念のため完全分解し
ゴシゴシ
ゴシゴシ…

と実に3時間もかけて清掃をした。

疲れた体にムチをうっての掃除だったのでさすがに疲れたが
まだボリビアのハードな道のりが残っている。

ウユニ塩湖まで導いてくれた相棒の労をねぎらうのもたまには必要だろう。
まだまだよろしくお願いしますぜ。

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