2012年4月28日土曜日

コロンビア第3の都市へ

さて現在泊まっているブガの街から大都市カリまではおよそ70km。
平地はカリまでずっと続くはずなので、たぶん午前中に到着できるはず。

しかし、眠い。

実はこれまでの雨の走行がたたって少し風邪気味だった。
日本から持ってきた風邪薬の手持ちが少なく、
メキシコで買った風邪薬を前日服用していたのだがこれがよく効くのである。
風邪にも眠さにも。

海外の薬は強いとよく言われ(病院が高いから、薬で治せるように?)
確かにその効き目はすごい。
その副作用の眠気が薬を飲んで半日たった今も抜けないのである。
数ある種類から一応“Active”という眠くなりにくいものを選んだはずなんだけど。
ちなみに“Noche”(夜用)も持ってるが、どれだけ眠くなるのやら…。

と眠さを抱えながらの出発となった。

しかしこの平地、体が起きていないにも関わらず簡単に25km以上飛ばせる。
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予定通り11時過ぎには市内に入れた。
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市内に入ると、ペレイラで見たようなメトロバスが走っている。
カルタヘナといい、メデジンといいコロンビアでは大都市の交通整備に力を入れているようだ。
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とはいえ、セントロ近くはご覧の大渋滞。
通れる隙間もないので僕も渋滞に捕まる。
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何も調べていなかったカリ。
どこが繁華街かも分からなかったが、セントロへの標識が出ていたのでそれに従って進む。
困ったらセントロ。中南米では基本です。

南北に長いカリのセントロは北部に集中しているらしく、市内に入って間もなく繁華街と思しき場所に出た。

とりあえずホテル探し。

がホテルがない!!

来る途中にはちょこちょこあったけど、ちょっとセントロから離れてるしなぁ。
ようやく見つけたのは看板に星が2つついたホテル。
まぁとりあえず相場を確かめようと値段を聞いたら
案外手が出る値段だったので、2泊するから安くしてと懇願して
一泊1800円で泊めてもらった。
安いところだと一泊600円くらいで泊まれるコロンビアでは高い方だけど
頭がボーっとする状態で大都市ぶらぶらするのも危ないし、
繁華街が近くてネットが使えるということでここに決めた。

2つ星ホテルとはいうけれど、まぁ昔は2つ星でしたってかんじの老朽化したホテルだった。
それでもあてがってもらったホテルは7階だったので眺めは良かった。

カリについて調べた時、カリには日系人が多く住み
コロンビア唯一の日系人協会もあると出てきた。

日系人協会があるってことは、日本食材店もあるかなと思い協会を訪ねてみることに。
協会の住所は、ホテルの電話帳で調べたらすぐに出てきた。
場所もこのホテルから近い。

さっそく行ってみることに。

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おお、立派な建物だ。

正面に回ってみると、これまた立派なゲートがあって入りづらい。
どうしよう、やっぱ帰ろうかなと思っていたところにコロンビア人のおじさんが声を掛けてきた。
“こんにちは、日本人ですか?どうぞ中に入ってください”
完璧な日本語!

ということで、このホルヘさんに導かれるままに館内へ入れてもらい
一通り案内される。
会議室、武道場、日本語教室。

この日本人会館では日系人だけでなく現地人に対しても開放していて
それぞれ日本語教室や武道教室などを行なっているそうだ。

ホルヘさんは、ここの合気道の師範だそうだ。

日本語教室のフロアでホルヘさんとお別れし、
今度はここで日本語教室のアシスタントをしているロニーくんが僕の対応をしてくれた。

突然の来客なのにありがとうございます。

それにしても、ロニーくんといいホルヘさんといい本当に日本語が上手。
ロニーくんはまだ日本語を勉強して2年くらいだというのに
漢字の読み書きもこなす。
半年以上スペイン語圏内にいて、未だまともに話せぬ僕が少し恥ずかしい。

日本語教室は、それぞれレベルごとにクラス分けされていて
レベルに応じた授業が展開されていた。

僕が訪ねた時間はちょうど午後の授業が始まる時間だったので
続々と生徒たちが集まってきた。
大半は現地人だったが、僕を見かけると日本語で
“こんにちは”と声を掛けてくれるのに不思議な違和感を感じた。

それと教室内には小学校の時に使っていた懐かしい形の机が置かれてあり
未使用の時は逆さになった椅子が載せられていた。
あぁ、僕も小学校の時にそうしてたなと懐かしい気持ちになりつつも、
コロンビア人も同じようにしていることに対してまたも不思議な違和感を感じた。
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ロニーくんが授業が終わったら大きなショッピングモールを案内してくれるというので
外でお昼ごはんを食べて時間を潰す。
1時間後、授業を終えたロニーくんの案内で
カリで一番大きいチピチャぺというモールに連れて行ってもらった。

モールにはカジノやホテルも入っている巨大なモールだった。
特段、買うものも見るものもない僕等は中をブラブラ。
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一通り見て回って歩くのに疲れた僕らは、適当に見つけたカフェで一休み。
そこでサッカーのことやコロンビアのどこの街の女の子が一番かわいいかなんて他愛のない話をした。

それにしてもロニーくんよく日本のことを知っている。
サッカーなんかは代表戦を衛星放送で見ているそうだ。

それに比べて僕はコロンビアについて知らなさすぎた。
シャキーラかイギータ、バルデラマ最近だとファルカオぐらいしか
コロンビア繋がりで出てくる話題がない。
相手の国のことをよく知らないで旅していることにすこし申し訳ない気持ちになった。

帰りもロニーくんはホテルまで送ってくれて。
本当ありがとう。
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