2011年11月18日金曜日

TV出演顛末記

さぁさてやってきた収録の日。
どうなることやら…

一応、タチートさんの考えた設定では、オープニングトークをしているところに
アルゼンチンを目指す僕が通りがかかる。
TV局がアルゼンチンへの通り道なのだ。
ふらふらになりながらカメラの前を横切って、唖然とするタチートさん。
あいつ一体何だったんだ?ってゆうオープニングにしようとの事だった。

自転車が必要になるので、自転車をバラして車に積み込んでTV局へ。

小振りなスタジオだったけれど立派な作り。
それでも本番直前まで終始リラックスムードなのは、いかにもメキシカン。
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ちなみに番組内容はというと司会のアントニオとタチートさんがトークをしながら(時折ゲストを招いて)
70~80年代のヒットソングを放送するというもの。
普段は生放送だが、この日は来週タチートさんが別件で出張のため来週分の録画。

簡単なリハーサルを経ていざ本番。

放送開始早々お芸歴36年のタチートさんのマシンガントークがスペイン語Verとなって火を噴く。
言っていることは分からなかったが、それでも周りのスタッフの反応を見るとバカウケしている。

ここで僕の出番。
カメラの前を自転車をよろよろ押しながら横切る。
画面から切れた後、折り返して再びカメラの前を通る。
そして、カメラの中心で一瞬立ち止まり…
『VIVA MEXICO!』
と叫び、再びヨロヨロと立ち去る。

ウケたかどうか、分からない。でも一応やりきりました。

問題はその後。

アドリブを利かせたタチートさんがこっちへ来いと手招き。
そのままゲスト席に座って簡単なインタヴューに。
タチートさんが通訳に間に入ってくれたが、あまり面白いことも言えず
スペイン語もろくに喋れないので、百戦錬磨のタチートさんも困惑させてしまった。
いやぁ参った。
とりあえずSi si 言っておけばなんとかなる普段とは違って
やっぱりTVでは多少なりに話せないと全くダメだなぁ~…

※TVの内容はこちらで最新版の映像と共に見ることが出来ます。


とても成功とはいえないTV出演を終えてスタジオを後にしようとしたとき、
『Ito』と声がかかった。
振り返ると、さっきの収録でカメラマンをしていた背の高い青年だった。
彼は英語を話し、内容を聞いてみると
『僕らはこことは別に短編映画を撮っているんだ。それに出てみないか?
明日、監督とお茶しながら話を聞いて欲しい』
と言っている。

いやいや映画って!
もしかしてさっきの大根演技が認められたのかぁ?!

なんでさっき初めて会った人に映画出演を持ちかけられたのか全くもって
意味が分からなかったが、これまた面白そうな話だったので
彼の話すままに、とりあえず明日監督に会うことになった。

TV出演したと思ったら映画出演って!
転がり続けて広がっていくアグアスカリエンテスワールド。
転がり続けた果てに待っているのはメキシコ大スターへの道か、それとも…

夜は飲みに出かけました。
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