2011年11月29日火曜日

水の街ケレタロ

ケレタロといえば水道橋らしい。

植民時代の17世紀~18世紀にかけてケレタロは目覚しい工業化を遂げる一方
工業排水による水の汚染という問題に直面。
市民へ清潔な飲水を届けるべく、ある資産家の寄付によって建設された全長8kmに及ぶ水道橋は
現在もケレタロのシンボルマークとして市民に親しまれている。

かなり大きな水道橋なので、適当に歩いていればぶつかるだろうと思って特に下調べもせず
街歩きへ繰り出した。

結果から言うと、水道橋見つからず!!
街歩きの日はセントロ中心に歩いていたからかな、明日街を出るときに見えるでしょ。
と思って高を括っていたら最後まで水道橋を目にすることは出来なかった…

冒頭から水道橋について語っといいて見ていないのは恐縮ですが、水道橋なしでもケレタロはとても魅力的な街でした。

第一にゴミがない。他の街に比べて圧倒的にゴミが落ちていない。
理由は分からないが、とにかく歩いていて清々しい街だった。
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その2。
セントロ周辺の広場の生垣はどれも四角に刈りこまれていて、なんとなく可愛い。
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そして公共Wi-Fiが飛んでます。
なので靴磨きをしてもらうお客さんも…
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ネットサーフィンを楽しみながら。

レンタサイクルも有り。
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その3。屋台村も活気がすごい。
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この日は日曜日。街角ではこれまたセルバンティーノにちなんだと思われるショーが行われていた。
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アコーディオンのメロディーに合わせて3人のパフォーマーがアクロバティックに飛び跳ねる。
時には観客を巻き込んで。
観客を惹きつけるパフォーマンスって演技もそうだけど、やっぱりお客さんを巻き込んで盛り上げる雰囲気作りが上手。
3人娘の超絶妙技とアコーディオンのとぼけた音色にすっかり最後まで見入ってしまった。

先住民のダンス。
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街の商店はなぜだかマスク屋が多かった気がする。
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どーもくん、なぜここに!?
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コロニアル都市らしく立派な教会も多数。
僕も周りの人に紛れて中に入ってベンチで瞑想してみた。
が、定刻になってミサが始まると、なんとも場違いな気がしてすたこら退散。
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この街、アグアスカリエンテスのようにヒストリックなエリアと小奇麗なショッピングストリート、昔ながらの商店街の
区切れがはっきりしている。郊外には大型ショッピングもあるし。
街全体を歴史地区として保存されているよりも、この街のように次世代に残していく街並みと生活感を持って進歩していく街並みとが
共存している方が僕は好きだな。

水道橋は見れなかったけれど、コロニアル都市の世界遺産では一番印象の良い街だった。

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