2011年11月23日水曜日

メキシカンネットワーク

翌日のグアナファトもあまり天候が優れなかった。
それでも雨はぎりぎりのところで持ちこたえていたので
街歩きに繰り出した。

グアナファトの情報は何も持ってなかったのでとりあえずぶらぶらと歩いてみる。
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昨日通った地下道へ続く階段。
こんな階段が街中至る所に存在する。
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降りるとそこはダンジョン風。モンスターはいない。
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出口発見!
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出れた!向こうの丘の上に像が見える。
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有名な劇場らしい。
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その隣にあった像。なんかGANTZの敵で出てきそう。
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こんなかんじであてもなく歩いていると、ある一件のミュージアムで足が止まった。
この手のミュージアムは街にいくつもあり、いつもはスルーしていたのだが
この時ばかりは何故か、このミュージアムに入ってみるかと思い入館してみた。

館内は小振りな大きさで5分もあれば全て見て回れる程度の大きさだった。
出口に面した広い部屋に展示してあった絵に僕が見入っていると
『日本人??』という声がした。
振り返ってみると、おじいさんがニコニコしながら立っていた。
『この絵は日本人が描いたんだよ』
とおじいさんが説明してくれる。
確かに作品のタイトルのところには日本人の人の名前が表記されていた。
『今、ここに来てるから紹介するよ』
ということで、この絵の描き手であるエイキさんを紹介してもらう。

エイキさんは絵描きであるとともに、レオンで日本食レストランを3店舗経営しつつ、
靴のブランドを運営し、さらに馬にも乗るという多彩な才能の持ち主。

今回、ちょうどこの日から始まったグアナファトの有名な芸術のお祭りセルバンティーノの開催も
あってこのミュージアムで作品の展示をしていたとか。

そして、僕に声をかけてくれた長島さんというおじいさん。
この人もこれまたすごい人でここのグアナファト大学で禅を教えている教授だった。
とゆうかここに流れ着く以前の経歴もすごくって、アフガニスタンで行商をしたりニューヨークで絵を書いたり、ピストルで2回も撃たれたり、大学に穴を掘ってそこの穴で暮らしたり(ちなみに大学の先輩でした)…信じられない話がポンポン飛び出してきた。
ちなみにグアナファトには、当時住んでいたロサンゼルスへ 戻る飛行機がエンジントラブルでメキシコに緊急着陸して、ちょっと歩いてみるかということで飛行機を降りてら15年経っていたとのこと(笑)

その後流されるままに、レストランへ連れて行ってもらった。
レストランには、エイキさんの個展の成功を祝してミュージアムの館長やホテルの支配人、メキシコで有名な画家など
そうそうたる人たちが集結していて、短パン・サンダルの僕は完全に場違いで一人浮いていた。
スペイン語も分からない僕を長島さんが話し相手になってくれた。

で、話していてさらにびっくり。なんとアグアスで僕がお世話になっていた浅草のタチートさんと数十年来の友人だったのだ。
しかも、ちょうど近々、アグアスに遊びに行こうとしていたようだったので、浅草で会いましょうと約束。
これまた世の中なんて狭いんだろう。

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