2011年11月20日日曜日

休息の後の再出発

短編映画の撮影開始が2週間後ということになったので一度メキシコシティまで走って
バスでアグアスに戻ってくることにした。

ここからシティまでは距離にして約600km。
途中にはグアナファトやケレタロなどのコロニアル都市もあり首都が近づくにつれ観光地も多くあるが
2週間もあればそれらを観光する時間も十分取れるはずだ。
それに万が一どこかで躓いたら、その都市からアグアスへ戻ればいいだけの話。

ということで気楽な気持ちで一度アグアスを出ることにした。

とその前に。

僕より一日早くタチートさんがチリのサンティアゴに仕事のため出かけていった。
飛行機の時間がせまる日曜日の午前。
『じゃあ2週間後にまた』
と僕とお母さんで空港へ向かうタチートさんのタクシーを見送った。





見送る側と見送られる側、逆ですよね(笑)
なんで僕が浅草に残っていて、タチートさん見送ってんだよ!
どんだけ馴染んじゃってんだよと一人苦笑。

まぁまぁまぁ、明日には僕も出発ですから。

で翌日。
2週間近くお世話になったホステルを出発。
朝、オーナー夫人のパオラがわざわざ早めに起きてくれて僕の時間に合わせて朝食を作ってくれた。
この宿もほんとに居心地がよかったな。また戻ってきたらお世話になります。

久々にフル装備の自転車に跨り浅草へ。
タチートさんは不在だが、お母さんはお店に残っているので挨拶に向かったのだ。
ここでまたもや朝食をご馳走になり、おにぎり弁当も作ってもらってしまった。
そして本当に有難いことに餞別でお金まで頂いてしまった。

これには前置きがあって、この前に僕の方からこれまでのお礼も兼ねてタチートさんの愛飲していたウィスキーを持っていった。
でもそんなことしてもらうつもりで世話したんじゃないぞと見事に倍返しで返ってきてしまったのだ。

僕が出発する直前に、チリのタチートさんから電話があったので餞別のお礼を伝えると
『そんなことされるとこっちの財布が持たないんだから、もう止めてくれよな』
と。
うう、本当に何から何までありがとうございます。
このお金でアグアスに戻ってくるためのお金にしますいうことで有り難く頂戴した。

お母さんとも一時の別れ。でもまた戻ってくるって分かっているので感傷的な気持ちはない。
たぶん、そんな気持ちになるのは次にここを出るときだろう。
今は“ちょっとシティまで行ってくるね”といった軽やかな気持ち。
お母さんの方も『はいはい、行ってらっしゃい』といつもの通り。

では…

いきますか!

また2週間後に会いましょう!!

ありがとうございました!!
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