2011年11月2日水曜日

サカテカス探訪後記

自転車で旅をすると、好むと好まざるに辺境の過疎地帯や
代わり映えのしない田舎町を通ることになる。
恐らくその国の大多数を占めるのはそういった地域になると思われるので
その国の生活者の暮らしぶりを多少なりに覗けるということは自転車ならではの醍醐味だ。
そしてそこにバックパッカーのような旅行者との決定的な違いがあると思う。

しかし、それでも目標となるのは首都や州都といった大都市や風光明媚な景勝地であり
そこへ向かう道程の中で、片田舎を通ることになる。

そうして辿り着いた目的地は概して高名な場所であるので、大なり小なりの歴史や由来といった
過去を持っている。
“有名だから”“きれいだから”といった理由は、その土地に行くための動機として充分たるものだと思うし
実際に僕も次の目的地を決める理由はそんなものだ。
しかしそこに着いて風景を写真に収めるだけでは、ただの“確認作業”なってしまう。
旅をするということは、その土地へ赴き、五感を使って自分なりの理解を深めるということだと思う。
そのためには、過去を紐解き、過去を知るという作業が不可欠ではないだろうか。

今回サカテカスが初めての訪ねたコロニアル都市で、運良く闘牛も見れたが
あまりにもそれぞれに対して無知であったので後で調べて
そうだったのかと後悔ともったいないが混ざったような気持ちになった。

あまりに情報武装してしまい、受け取る印象が凝り固まってしまうのも問題有りだが
熟知とはいかなくても簡単な歴史を踏まえた上で土地を訪れることが必要だなと思った。
他には言語なんかもそうですね…

“その”とか“そこ”とか抽象的な表現が多くなってしまったがそんなかんじ。
まとめると、メキシコのガイドブック読みたいなということです(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿