2011年10月14日金曜日

PC修理代作戦その2

ゴメスパラシオのセントロはマーケットやレストラン、露店が所狭しとひしめく割に
ホテルがあまり見かけられなかった。
来る途中にはいくつか見かけたのだが、これからしばらくPC修理で滞在するため
勝手の良いセントロに宿を取りたかった。
街中で見かけた看板を頼りに見つけたホテルがこちら。
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大体において看板を出しているようなホテルは値段も相応しいものだが、ここのホテルは330ペソ。
少し高いが許容の範囲。なんといっても今は10ペソ=6円前後で推移するペソ安なのが有難い。

部屋も広くて快適。ちゃんと便座もついてました(笑)
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さっそく宿に荷物を預けて街へ繰り出す。

実はホテルを探しているときにPC修理屋を見つけていた。
時刻は午後5時。
出来れば今日、修理に出しておきたい。

特に目ぼしい観光名所ない街なので、PC修理以外の長居は無用だし
隣のトレオンでは先月サッカーの試合中にで銃撃があったそうで何かと物騒そうだった。

見つけた修理屋はこちら。
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店のガラスには“Professional Repair”と書いてあり、ちょっと信頼できそう。
店内に持ち込み、身振り手振りで症状を説明し、修理をお願いする。
工期は2日とのこと。
思ったより短いので安心してPCを預けた。
何よりトレオンまで出向かなくても済んだことに安心した。

修理待ちの2日間は、特に何をするでもなく街をぷらぷら。
朝、ご飯を食べに街を散歩して、ホテルに戻って一休みしてまた街をふらふらって感じであてもなく過ごした。

屋台のおっちゃん。
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姿、格好完全にマリオ(笑)
昨今の不況から配管工からタコス屋にジョブチェンジしたらしい。

ゴルディダス。
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メキシコといえばタコスのイメージが強いが、この街ではタコス屋よりもゴルディダス屋が多かった。
トルティーヤに切れ目を入れて作ったポケットにお好みの具をチョイスして食べる。
大体どこも3枚+飲み物付きで25ペソ~。

市バスはゴメスパラシオ~トレオンを結ぶ。
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いくつかあるメルカド。色々雑多な感じで商品が並ぶ。
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中央公園付近。
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都市部といえども、夜は街灯もまばらで暗い。
露店も撤収して店舗もシャッターが降りるので景色が一変。
ふらっと出かけたら、迷いかけた。
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そして二日後、約束は5時とのことだったが、逸る気持ちを抑えきれずに3時頃にお店へ向かう。
ご主人はいないようで奥さんが対応してくれたが、まだ修理は終わってないようで、また来てと言われてしまった。

お店からの帰り道、ちょっと街の様子が少しいつもと違うことに気付いた。
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あちこちに見られるメキシコ国旗のカラー。
頬に国旗のフェイスペイントをした子供たちもたくさん見かけた。

もしやと思い、宿に帰って調べてみると、明日9月16日はメキシコの独立記念日のようだ。
正確には、独立を果たした日ではなく、独立運動の指導者ミゲル・イダルゴがドロレスの街で
演説を行った日だそうだ。
今年は、その演説から201年目にあたる。
節目の去年はすごいお祭り騒ぎだったんだろうなぁ。
16日当日は色々催し物あるそうだが、今日の23時は各地で花火が上がってお祭り騒ぎの前夜祭となるそうだ。
PC故障がなければ、たぶんこの先の田舎町でこの日を迎えていただろうから、こればかりは故障に感謝だ。

約束の17時。再びお店へ向かう。
主人は相変わらずいなかった。奥さんが対応してくれるが、ここで待つよう言われる。
奥さんもほっぺにペイントを施していて、もう仕事どころではなさそうな様子。
待つこと、20分。
見慣れたPCが戻ってきた。おお、愛しのPCよ!
PCが手元に戻る前に奥さんが自分の携帯電話でご主人の伝言を日本語に訳して見せてきた。

『コノラップトップハシュウリガデキマセン。ワタシニキタイシナイデクダサイ』

な、なに…!?

結局のところ、ここPCは修理できないそうだった。
とゆうか、旦那さん預けた最初以来姿を見せないし、期待しないでくださいってどれだけ謙虚なの!?
しかし2日も待っただけに落胆は大きい。

それとはお構いなしに、奥さんは僕と記念撮影しようよと誘ってくる。
嬉しいお誘いだがさすがにこの時ばかりは、少し引きつった笑顔だったと思う。

落胆の帰り際、奥さんがもしかしたらと隣りのトレオンの修理屋を紹介してくれた。
あんまり期待は出来そうになかったが、ひとまず明日訪ねてみることにしよう。

そして夜。23時が近づこうとしていたが、悪いことは連鎖し、けっこうな雨足がゴメスパラシオを通過した。
気温も一気に冷え込んだため、外に出る気にはなれず、前夜祭はホテル入り口から花火を眺めた。

はぁぁ~、覚悟していたとはいえ、修理に出して修理不可は堪えるなぁ~…

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