2011年10月6日木曜日

州都到着

メキシコに入れば人口密度も上がって、小さな街が点在するものかと
なぜか勝手に思っていたが、そんなことはなく実際はメキシコ北部に限っては
アメリカ以上に荒野と変化に乏しい直線道路が続いた。

おかげで、入国二日目の昨日は、さっそくの野宿。
野宿といっても運良く日暮れにガソリンスタンドがあったので
お願いしてスタンドのベンチで寝かせてもらった。

24時間営業のため、ひっきりなしにトラックがやってきてドライバーに話しかけられる。
ある一人の英語を話すおじさんに“うちに来るか?”と誘われるが
家までの距離が曖昧なこと、夜間の移動になること、の危険を考慮して断った。
彼らメキシコ人の人懐こさにはつい気が緩みがちだが、それと危機管理は別物。
まだ気軽にホイホイついていける程油断はしない方が良いだろう。
s-DSC02888
走る分に限っては、ガソリンスタンドもそれなりに点在しているので、アメリカと特に同じ感覚で走れそうだ。
物価も下がったお陰で、休憩時の補給食もためらうことなく購入できることは嬉しい限り。

最近はまってるのはコンビニのコーヒーフラッペ。
s-DSC02548
18ペソ(約120円)とコーラ2本分の値段だが、この冷たさがいい。
余った分は例によって水筒inでしばらく楽しめる。

しかし、残念な点も数点。
僕の大好物である、レッドブルを始めとするエナジードリンクの値段はアメリカとほとんど変わらない。
アメリカにいた時は、コーラのちょっと贅沢品として、クソ暑い中走って食欲が出ない時のビタミン補給として重宝していたのだが
メキシコではコーラ3~4本分の値段であるため、手が出しづらくなってしまった。
元々、レッドブルはオーストリアの企業ということもあるので、やはり船来品は高いということだろうか。

また、アリゾナ社を始めとするお茶も値段がそれほど変化がないため、コーラとの値段の逆転現象がおきた。
まぁ、元々飲み物はコーラメインだったので影響は微々たるものだが。

ちなみにメキシコの高速道路は、アメリカと比較して格段にゴミが少ない。
というのも道路沿いにうるさいくらいにゴミ箱が設置されているため、
またハイウェイサービス(?)の人たちが定期的に路上のゴミ拾いを実施しているためだ。
s-DSC02541
ゴミが減ったは良いが、かわりに登場した悩みの種がこちら。
s-DSC02540
サボテンの一種だろうか。
固く鋭いまきびしのような植物が、タイヤに刺さりまくる。
タイヤが肉厚なので、即座にパンクとはいかないが、針の部分で折れてしまってタイヤ内部に残留してしまった場合
後々のパンクリスクが高まる。
休憩のたびにタイヤをチェックして、このまきびしを抜く作業が続いた。

国境から走ること3日。チワワ到着。
街の20km手前地点から突然の住宅ラッシュが始まる。
s-DSC02549
と同時に市バスも僕を追い抜いていく。
市バスなんか、一度もすれ違ったことがなかったのに、一体どこから涌いて出てきたんだ?
s-DSC02551
気づけば、交通の流れが激流に。
s-DSC02553
ファレスと同様に、市内に入るほどに路面状態が悪くなっていく。
あまけに、車のスピードを強制的に落とすための突起や段差が設けられているため、走りにくいことこの上なし。
しばらくは、本線の脇にロードサイドの商業施設へ向かうためのサービスロードが並走していたが
中心部へ進むに連れ、それもなくなる。
路肩など全くないので道路を走るが、相変わらず市バスの運転には肝を冷やす。

まぁなんと走りにくい街中だろう。

かなり精神力を削られる走行のため、コンビニに寄って呼吸を整えながらセントロへ。
セントロには年代を感じさせる教会や近代的なショッピングストリートが広がり
交通も一方通行に制限されているおかげで幾分かは走りやすくなった。

さぁ何はともあれ。
ホテル探し。
セントロ周辺で宿を探す。何件か回って大体相場は230ペソ~といったところ。
目についた宿の中で、一番外装がまともそうなところを最後にあたってみたところ
200ペソでネット付ということだったのでこちらに決定。
s-DSC02559
ここを拠点にしばし、チワワを散策してみることにしよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿