2011年9月13日火曜日

ハリケーンの街で思い出したこと

ザイオンで2日間過ごした僕はユタ州の一番南西にあるのセント・ジョージの街を目指した。
ザイオンの朝
ここで自転車旅に一息入れてレンタカーでラスベガスを目指す。
本来のルートではここから東に進むため、自転車でラスベガスに行ってしまうと、またここまで戻ってこなければならず、かつこの時期のラスベガス郊外は40℃を超える灼熱砂漠が広がっているため、ここから車で行って戻ってくることにした。

ラ・バーキン、ハリケーンの街を抜けて午前中にセント・ジョージに着いた。
途中、途中で見覚えのある風景が出てきて、回想にふけりながら快調に漕げた。

このハリケーンの街は、鮮やかなカラーリングとブービーバードのマスコットでお馴染みCHUMS生誕の地(たしか…)
CHUMSといえば、Hurricane Topを思い出す人も多いと思うけど、その商品名もこの街からきている(たぶん)
他にもスプリングデールやザイオンなど商品名の元ネタになった地名がこの辺にはたくさんある。

僕もCHUMSの商品をいくつか持っていて、中でもコーデュラナイロン製のデイパックは高校1年生の時に買って以来10年以上ハードに使い続けたが 未だ現役。若干ボトム部が痛み出しているが、まだまだ使える。

話は逸れるが、このパックに僕は一度命を救われたことがある。

あれは高校2年生の秋。

僕はハンドボール部に属していて、その日は翌日に迫った大会に向けてフォーメーションの確認や翌日の準備でだいぶ遅くなってしまった。
ここから駅までは自転車で30分(さらに家までは電車・車を乗り継がないと帰れないド田舎)
この時点でもうすでに残り30分を切っていたが、全力で漕げばなんとか間に合いそうだ。
これを逃すと一時間待たねばならないので、乗り遅れは避けたい。

ということで大急ぎで部室の脇に停めておいた自転車に跨った。
部室棟は校舎の対岸にあり、校門に出るには校舎との間にある校庭を抜けなければならなかった。

校庭をトップスピードで漕ぐ僕。
 『何が何でも間に合わす~!!』

まもなく校庭を抜ける!と思った瞬間、目の前に車侵入防止のチェーンが張られていた。
漕ぐのに夢中で前もろくに見ておらず、さらに日も落ちていたのでまったくこのチェーンに気付かなかった。

『あっ!!』

と思った瞬間には僕は宙に浮いていた。
チェーンに突っ込み、自転車ごと前宙をするように空中に放り投げ出さfれ、180度半回転したところでそのまま背中から地面に落下した。

が、僕はピンピンしていた。
自転車は大破していたが当の本人は傷すらついていなかった。

翌日の大会のためにジャージやらユニフォームやらをCHUMSのデイパックに詰め込んであって、運良く背中から落下したのでそれらがクッションとなってくれたのだ。

当のデイパックも少し擦れたぐらいでほとんど無傷だった。


…話が長くなりましたが、ここを走っていたらそーゆー昔話を思い出しました。

翌日の試合結果は、決勝戦まで進んだは良かったけど、同点で迎えたペナルティ戦で僕が見事に外して負けました。
前日で運を使い果たしていたようで…


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