ジャクソンは盆地だったため、再び山道を行く。
このあたりは道路の修復作業が多く行われていて度々足止め。
でも彼らの地道な作業この旅を支えてくれているのだ、邪険にせずゆっくり行こう。
といいつつも、片側交互通行で路肩が無いときは、後ろで車が詰まってしまうので必死に漕ぐ。
僕のせいでたまに大渋滞が起こってしまうからだ。
さて、ここで道路について。
自転車走行は、風や坂道もさることながら、道路の路面状態によってもかなりスピードが左右される。
同じ舗装路でも、単に玉砂利を敷き詰めた道はスピードが出づらく、走行感もガタつく。
若干赤身がかかった道が多いので、このような道を伊藤用語で赤い道路という。
次に、薄い灰色の道。これは可も無く不可も無く。至って普通の道路。
USハイウェイはだいたいがこの路面状態だ。
たまにこの一部が割れたりしていて修復工事がなされており、そこをだけ凸凹したりするが概ね良好。
そして通称黒い道路。これは比較的最近作られたor舗装されなおした道路で非常にフラット。タイヤの転がり感がまるで他の道路と違う。
赤い道路から、黒い道路へ変わるとその違いは歴然である。
こうした違いはおそらく車では分からないことだろう。
自転車乗りならではの感覚だと思う。
j
だが、今走っているワイオミングの89号線は黒い道路の路面状態がすこぶる悪い。
遠くに道路の色が黒に変わっているのが見えて、頑張ってそこに辿りついても走行感が変わらない。
いや、むしろ少しがたつく。
よく見ると、その黒い道路は油をまかれたように、あるいは雨上がりの道路のように鈍く光っている。
どうやらこの道路は黒い道路とは別物のようだ。
こんな道を、伊藤用語でヌメッとした道と呼ぶ。
ヌメットロード |
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